つれづれ。。

今日は「ゆるキャラグランプリ」の発表日!
僕はてっきり「家康くん」の優勝だと思っていたので(中間発表時は1位だった)、「さのまるくん」は意外でした。追い上げたのでしょうか。
まもなく、恒例の「流行語大賞」の方も発表ですがが、こちらは「東京オリンピック開催決定!」だと思ってましたがノミネートリストにさえなかったようです。
↑ 最近NETでよく見るコチラ、ZAHA HADIDのアゼルバイジャン、バクーの文化センター。
チョー流動的。 カーテンのドレープのようです。
NETで出まくっています
HADIDは今や最もフォトジェニック、話題の建築家のようです。(photo : archDailyより)
(ネタに困ったらザハ出しとけ、みたいな)
その、ドレープのような屋根は立体トラスによるもの。
コチラにわかりやすいTVプログラムがありました。
"Extreme Engineering: Build it Bigger"
今日は思いつくままにダラダラと書いてしまいました。
ローラン・ネイ氏 講演会
昨日はベルギーの構造エンジニア:ローラン・ネイ氏の講演会に行きました

ローラン・ネイ氏はヨーロッパを中心に建築、橋梁などの構造デザインで活躍しています。

np-bridge.comより
建築の方はあまりご存知ないかもしれませんが"bridge design"”の世界ではいわば"rising new star"、若き新星、売り出し中で、注目の的です。オフィシャルサイトはコチラ
氏のいくつかの橋。「デザインギャラリー1953」のサイトより

この講演会は銀座、松屋の「デザインギャラリー1953」が主催した「ローラン・ネイ 橋梁のデザイン」という展覧会(冒頭の写真。3/18まで)に合わせて氏を招いて行われたもの。
講演会はネイ氏と、ギャラリーの委員であるインダストリアルデザイナーの川上元美氏、
及びネイ氏事務所の日本支社の渡邊竜一氏が通訳を務める形の3者の対談形式でした。
聴講者は30人程度のこじんまりしたもの。
ネイ氏は構造エンジニアではありますが、話の焦点は、
「場のコンテクスト」「市民とのワークショップ(市民参加)」、「統合されたデザイン」などと、
デザインの「上流」、上位概念の話が主でした。
建築では建築家がプロジェクトマネージャーですが橋梁設計ではエンジニアがそれにあたりますのでプロジェクトを引っ張っていかねばなりません。
構造に関するものとしては。。。
「昔は形を決めて(仮定断面)、それの断面サイズを決める(シェイプしていく)方法だったが(それだと形は最初から最後まで変わらない)、
我々の構造最適化(optimization)では、構造が力に応じて最適化されることで、形が勝手に変わっていく」
「good design can survive」いいデザインは生き残る(進化論の淘汰みたいです)
など。
質疑応答に時間をはさんで、その後はギャラリーの計らいでワインパーティ。
模型や展示パネルとネイ氏を囲んで和やかに。
ネイ氏は色んな人に捕まっておしゃべりしてました
小規模の人数だったため、私も何度か氏とお話するチャンスを得ました。
「○○橋の××はどうして△△なのですか?」と聞いたところ、
なんと私のノートにスケッチを書いてくれて、「○○だと力が××に流れるでしょ?だから△△にしたんだ」
とわざわざ応力図を書いてくれました!
チョーカンゲキ! "rising new star"が直接、応力図を書いてくれて特別レクチャー!
ものすごく感激しました。
それから私にこっそりと。。こんなことも漏らしてくれました
「I don't like Calatrava」 カラトラバはキライだ。。と(^^;)
理由を聞いた所、
「It's Mcdonald design 彼のはマクドナルドデザイン」
さらに、どういうことですか?と聞いた所、「誰でも食べれる」と言ってました。
安っぽい。。大衆迎合的、という意味合いでしょうか
まあ、カラトラバはヨーロッパでは風当たりが強いですからね(^^;)
その他、聴講に来た建築家さんや、構造技術者さんとも数人、おしゃべりをしました。
非常に有意義な時間でした

ローラン・ネイ氏はヨーロッパを中心に建築、橋梁などの構造デザインで活躍しています。

np-bridge.comより
建築の方はあまりご存知ないかもしれませんが"bridge design"”の世界ではいわば"rising new star"、若き新星、売り出し中で、注目の的です。オフィシャルサイトはコチラ
氏のいくつかの橋。「デザインギャラリー1953」のサイトより

この講演会は銀座、松屋の「デザインギャラリー1953」が主催した「ローラン・ネイ 橋梁のデザイン」という展覧会(冒頭の写真。3/18まで)に合わせて氏を招いて行われたもの。
講演会はネイ氏と、ギャラリーの委員であるインダストリアルデザイナーの川上元美氏、
及びネイ氏事務所の日本支社の渡邊竜一氏が通訳を務める形の3者の対談形式でした。
聴講者は30人程度のこじんまりしたもの。
ネイ氏は構造エンジニアではありますが、話の焦点は、
「場のコンテクスト」「市民とのワークショップ(市民参加)」、「統合されたデザイン」などと、
デザインの「上流」、上位概念の話が主でした。
建築では建築家がプロジェクトマネージャーですが橋梁設計ではエンジニアがそれにあたりますのでプロジェクトを引っ張っていかねばなりません。
構造に関するものとしては。。。
「昔は形を決めて(仮定断面)、それの断面サイズを決める(シェイプしていく)方法だったが(それだと形は最初から最後まで変わらない)、
我々の構造最適化(optimization)では、構造が力に応じて最適化されることで、形が勝手に変わっていく」
「good design can survive」いいデザインは生き残る(進化論の淘汰みたいです)
など。
質疑応答に時間をはさんで、その後はギャラリーの計らいでワインパーティ。
模型や展示パネルとネイ氏を囲んで和やかに。
ネイ氏は色んな人に捕まっておしゃべりしてました
小規模の人数だったため、私も何度か氏とお話するチャンスを得ました。
「○○橋の××はどうして△△なのですか?」と聞いたところ、
なんと私のノートにスケッチを書いてくれて、「○○だと力が××に流れるでしょ?だから△△にしたんだ」
とわざわざ応力図を書いてくれました!
チョーカンゲキ! "rising new star"が直接、応力図を書いてくれて特別レクチャー!
ものすごく感激しました。
それから私にこっそりと。。こんなことも漏らしてくれました
「I don't like Calatrava」 カラトラバはキライだ。。と(^^;)
理由を聞いた所、
「It's Mcdonald design 彼のはマクドナルドデザイン」
さらに、どういうことですか?と聞いた所、「誰でも食べれる」と言ってました。
安っぽい。。大衆迎合的、という意味合いでしょうか
まあ、カラトラバはヨーロッパでは風当たりが強いですからね(^^;)
その他、聴講に来た建築家さんや、構造技術者さんとも数人、おしゃべりをしました。
非常に有意義な時間でした
独立記念日
私事ではありますが、今日:11/1は弊社の創立記念日、独立記念日です
2004/11/1に独立し、事務所を開きましたので丸8年となりました
また、ちょっと偶然ですが、先日お受けした仕事が弊社の100件目!の建物。
8年で100件ですから年12件、ということになります。
今まで弊社にご発注頂いた建築家の皆様にお礼申し上げます
8年経ちましたが果たして自分はあの頃に比べて一体どれくらい成長したかな、とちょっと不安です
今後共どうぞよろしくお願いします
写真がないと投稿として寂しいので最近気になっている建物を。
Wilkinson Eyre 設計の、シンガポールBay Areaの植物園。
最近、雑誌、及びnetの建築サイトに出まくっています
なんかの賞もすでに取ったそうです
構造は イギリスのAtelier One。
Atelier Oneは主にコンサートステージの架台なんかの構造をやっています
ロンドンオリンピックの開会式ステージも担当。

外観を彩るアーチは風荷重用。
温室を形成するガラス屋根はガラス面のグリッドシェルでドーム構造として負担し、
風荷重によるドーム面への横力(偏分布荷重)はアーチで負担する、という仕組みらしいです
2004/11/1に独立し、事務所を開きましたので丸8年となりました
また、ちょっと偶然ですが、先日お受けした仕事が弊社の100件目!の建物。
8年で100件ですから年12件、ということになります。
今まで弊社にご発注頂いた建築家の皆様にお礼申し上げます
8年経ちましたが果たして自分はあの頃に比べて一体どれくらい成長したかな、とちょっと不安です
今後共どうぞよろしくお願いします
写真がないと投稿として寂しいので最近気になっている建物を。
Wilkinson Eyre 設計の、シンガポールBay Areaの植物園。
最近、雑誌、及びnetの建築サイトに出まくっています
なんかの賞もすでに取ったそうです
構造は イギリスのAtelier One。
Atelier Oneは主にコンサートステージの架台なんかの構造をやっています
ロンドンオリンピックの開会式ステージも担当。

外観を彩るアーチは風荷重用。
温室を形成するガラス屋根はガラス面のグリッドシェルでドーム構造として負担し、
風荷重によるドーム面への横力(偏分布荷重)はアーチで負担する、という仕組みらしいです