階段

もうすぐ9月。大学の授業がはじまります。今回もこれに関連した投稿を。

「階段の設計」という資料を作っています。
私が知っている中でベスト!と言える階段は次の2つ。

ひとつはコチラ。デザイン:James Carpenterジェームスカーペンター、構造Tim Macfurlaneティムマクファーレーン氏の Tension Net Stairs
とある邸宅のための階段です。







床はガラス、ラセン階段の心棒は切れそうに細いワイヤーによる雲のようなテンションネットの柱となっています。
床の先端は天井へ向かって吊り上げられています。
まさにjewel-like:宝石のよう!

ジェームスカーペンター氏は別名ガラスの魔術師と呼ばれる、ガラスデザイナーです
オフィシャルサイトはコチラ
変わってマクファーレーン氏はガラス建築の構造設計が得意。東京フォーラムのガラスキャノピーの設計にも協力しています。Dewhurst MacFarlane  という会社名でしたがサイトはない模様。解散したのかも。


もうひとつはコチラ:Eva Jiricna エヴァジリクナ Knightsbridge Apartment ナイツブリッジアパート



コチラも床はガラス。心棒はパイプをカットしてリボンのようにしたものです。



↑最後の”リボン”の終わり方がチョー見事!

Eva Jiricna はコチラのジョセフショップがむしろ有名ですね(1989)
83.jpg
一時期はハイテク階段デザイナーの代名詞でした




階段はどちらかというと「非常階段」のように、プランの隅っこに追いやられて邪魔者扱いですが、階段が最もドラマティックな使われ方をしているものと言えば。。














シンデレラでしょう(^^)

12:00を超える前にカボチャの馬車へ乗り込むため階段を駆け下りる。。。その時にガラスの靴が。。。あ~ん(泣)

主役の度合いが非常階段とはエライ違いです(^^;) 不可欠な舞台装置。


ところでこのシンデレラ...cinderellaを日本語訳すると「灰かぶり姫」となります(><)
ロマンティックのカケラもない名前!

イジワルなお姉さまがたにイジメられて、お部屋の掃除に明け暮れていたらアタシ。。灰まみれ、ほこりまみれになっちゃった! ということです。

cinderellaのcinder(シンダー)は灰、ゴミ、ガラなどを表し、ellaはフランス語でいうところのelle。= she(彼女)に当たります。女の子、ってワケです。よって灰かぶり姫だということです。



シンダーといえば建築関係者ならアレを思いだすでしょう。そう。シンダーコンクリートです。
かつてはシンダーコンは炭がら=cinderを骨材とした軽量コンであったためそう呼ばれました。
しかし近年は単に普通コンであっても押さえコンのことをシンダーコンということが多くなりました。


eb3561bc-s.jpg

今度図面に「シンダーコン」と書くときはシンデレラのことも思い出してみて下さい♪

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テーマ : 建築デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

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山田誠一郎

Author:山田誠一郎
㈱dos 代表取締役 

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