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博多CITY

先日、私用で故郷の福岡に帰りました。
帰りの飛行機の日に時間がだいぶ余ったので改築工事中のJR博多駅:「博多シティ」を見物することに。

今年3月の九州新幹線全面開通と同時オープンの予定のため、8割がた完成の模様。
ファサードは既に披露されていました。
(画像はオフィシャルサイトより。)

列車の運行に支障ないよう、既存ビルを取り壊し、新たに構築するという計画。
駅ビル内にはJRのプラットホームを抱いています
オフィシャルサイトをサラっと見ただけでも、タイヘンなプロジェクトだな、と感じました。

心に留まったのはファサードデザイン。
建物は横長長方形で、有楽町にあった丹下氏の旧東京都庁舎を思わせます

ここをタテ桟で端正なデザインでまとめてあり、どことなく和風なものを感じました。
今まで、このような「端正なデザイン」というものは考えてみたことがなかったので興味を持ちました。

オフィスビルや,駅ビルなどはどうしても箱モノの形態となるわけですから、やはりこのように端正に仕上げるのが王道なのでしょうか。
上記のようなモノを日常的にやっている大手組織設計事務所のデザイナー氏たちは日頃どのようなことを考えてるのだろうかと思いました。

本建物の実際の担当氏も
「オレが/アタシが、九州の玄関、まとめたる!」
と意気込んだのでしょうか。


タテ桟の上端は虹の7色のLED照明が輝き、その上にはライトアップされた水平の庇がビル頂部を飾って(束ねて)いました。
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パースの右側にあるのは屋外広場のための庇。逆3角形断面のトラス構造。
タテヨコのファサードと対比させるために屋根を柔らかなサインカーブ状にしたのでしょう。
柱は枝分かれする樹木状支柱。
まっすぐの、フツウの柱では見た目が乏しくなるのでこのようにしたのでしょうか。。
屋根の位置が非常に高い位置にあり、なぜだろうかと思いました。


「ビルもの建築のファサードデザイン」「端正なデザイン」という、今まで考えたこともなかったものに気づかされることとなり、意味深い見学でした
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山田誠一郎

Author:山田誠一郎
㈱dos 代表取締役 

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