大学の先生
私、2012より東京造形大学の構造力学の講師をやっていましたが、
今期(2017 12)までで辞任させていただきました
6年、担当致しました
大学で学生に教えるというのはなかなかタイヘンなものでした
何と言っても建築構造にはムズい言葉がヤマほど出てきます
これをそのまま言う訳にはいかない。
何とかわかりやすいように噛み砕いた上で伝える必要があります。
そんな中で多用したのがやはりたとえ話。
あるとき数えたら全部で20個以上!ありました
例えば。。。
・建築家、構造家、設備家のコラボをジャズトリオに例えたり。。
・外力、内力、反力の力の流れを人が食べ物を取って、中で消化して。。。とか
・梁のI(アイ、断面二次モーメント)が足りないと梁はたわんでしまいます。
人もアイ(愛)が足りないと心がへこんでしまいますね♪とか。
あとは反力とは動かないように止める力、とか
せん断力とは棒の直角方向に働く力とか。。
脳に残りやすい表現を考えました
心理学で知の呪縛というのですが
人は一回、あることを知ってしまうと
それを知らなかったときの気持ちに戻ることはできません。
一度、知ってしまうと、もう知らない人の気持が分からないのです
僕は勝手に「無知の無知」と呼んでました
(相手が、分からない、ということが自分が分かっていない)
その結果「なんで分からないの?」なんてことを言って傷付けてしまいます
これより、そうならないようにアタマをフル回転させながら
専門用語喋ってないか?とchkしながら授業でしゃべっていました
このように授業準備のかなりのパワーを「これでわかってもらえるか?」という、
言葉を噛み砕く作業に費やしました
その他にも授業の合間、リラックスタイムとしてのスライドショーを作ったり。。
日頃の構造設計の仕事と、学校で教えるのでは、
同じ「構造設計」という「素材」を使いながらも、
全く別物のようでした
言ってみればダイコンを材料として
それでブリ大根を作るのか、
それともそれを野球のバットに使うのか、という程の違いがありました
(これも喩え)

しばらくはゆっくりして
最近行ってないネコカフェにでも行こうかと思っています

今期(2017 12)までで辞任させていただきました
6年、担当致しました
大学で学生に教えるというのはなかなかタイヘンなものでした
何と言っても建築構造にはムズい言葉がヤマほど出てきます
これをそのまま言う訳にはいかない。
何とかわかりやすいように噛み砕いた上で伝える必要があります。
そんな中で多用したのがやはりたとえ話。
あるとき数えたら全部で20個以上!ありました
例えば。。。
・建築家、構造家、設備家のコラボをジャズトリオに例えたり。。
・外力、内力、反力の力の流れを人が食べ物を取って、中で消化して。。。とか
・梁のI(アイ、断面二次モーメント)が足りないと梁はたわんでしまいます。
人もアイ(愛)が足りないと心がへこんでしまいますね♪とか。
あとは反力とは動かないように止める力、とか
せん断力とは棒の直角方向に働く力とか。。
脳に残りやすい表現を考えました
心理学で知の呪縛というのですが
人は一回、あることを知ってしまうと
それを知らなかったときの気持ちに戻ることはできません。
一度、知ってしまうと、もう知らない人の気持が分からないのです
僕は勝手に「無知の無知」と呼んでました
(相手が、分からない、ということが自分が分かっていない)
その結果「なんで分からないの?」なんてことを言って傷付けてしまいます
これより、そうならないようにアタマをフル回転させながら
専門用語喋ってないか?とchkしながら授業でしゃべっていました
このように授業準備のかなりのパワーを「これでわかってもらえるか?」という、
言葉を噛み砕く作業に費やしました
その他にも授業の合間、リラックスタイムとしてのスライドショーを作ったり。。
日頃の構造設計の仕事と、学校で教えるのでは、
同じ「構造設計」という「素材」を使いながらも、
全く別物のようでした
言ってみればダイコンを材料として
それでブリ大根を作るのか、
それともそれを野球のバットに使うのか、という程の違いがありました
(これも喩え)

しばらくはゆっくりして
最近行ってないネコカフェにでも行こうかと思っています

スポンサーサイト